資産運用・経済教育2020年7月9日by 久米 直也【タイ在住者必見】海外積立商品の仕組債に要注意!

S&P500で運用をしながら元本の140%を保証する積立商品を検討しています。
リスクなどアドバイスを頂けますでしょうか?と個別相談がありました。

調べてみますと仕組債を利用する事で元本の140%を確保する事が出来るとの事です。
仕組債について解説します。

仕組債とは?

仕組債とは債券とデリバティブを合わせたものです。
デリバティブとは先物取引、オプション取引、スワップ取引という3つの取引の総称です。
株、債券を元に派生した金融商品です。

先物取引、オプション取引、スワップ取引についての詳細はまた別の機会に書きたいと思いますが、この3つの取引はハイリスク・ハイリターンの商品です。
積み立てた資金をS&P500と仕組債で運用しつつ、顧客に15年後140%の元本確保をするといった商品の仕組みについて、私の知識では残念ながら説明が出来ません・・。

【EB債】と【株価指数連動債】

仕組債は一般的に金利が高いです。
商品によっては5%や10%といった高金利で販売されています。
金利が高く債券は満期まで保有すれば安定しているので丈夫だろうと思って投資をして痛い目に合う人がいます。
実際、販売者もよく仕組みを分かっていない場合もあります。

70歳元社長の7,000万円を吹き飛ばした【仕組債】のカラクリ
https://gentosha-go.com/articles/-/21043

仕組債の中には株価と連動する債券が一般的です。
(例)A社の株価と連動する仕組債

  1. 年利率 5%(年4回の利払い)
  2. 満期償還日 1年半
  3. 早期償還 当初価格(当初株価)の105%
  4. ノックイン判定水準 当初価格(当初株価)の70%

1年半の間、A社の株価が105%となった時点で早期償還となり元本が戻ります。
1年半の間、株価が同じだった場合は年利率5%分と元本が戻ります。
1年半の間、株価が30%以上下回るとノックインとなり、EB債の場合はA社の株式、株価指数連動債の場合は現金で償還します。

そもそもA社の株が下がらないと思って買っている事となりますので、金融機関に余分なコストを支払わずにA社の株式を直接購入した方が良いかと思うのですが・・・。

まとめ

当然ではありますが、商品の仕組みを理解せずに契約をするのはやめましょう。
一方で資産運用をせずにただ貯金をする事も長期においてはリスクをとった行動でもあります。

資産運用を始めるにあたって何から学べば良いか分からない?など

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GLOBAL SUPPORT LIMITED代表 中村公一
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投稿者プロフィール

久米 直也
久米 直也代表取締役
郵政省・郵政公社(元日本郵政)にて12年、主に保険金支払と窓口業務を担当。郵政大臣表彰、国際優績表彰等を受賞。AIGエジソン生命在籍時はMVP表彰とMDRT会員として3年間営業をした後、2011年にGlobal Support (Thailand) Co.,Ltd.のManaging Director就任。真の経済教育の普及に邁進中。