投稿日:2019年3月27日 | 最終更新日:2024年2月23日
今から約100年前の1915年(大正4年)に年利6%複利の100年定期預金がありました。
100年後には預けたお金が339倍となります。
貯金は本当にリスクが低いのでしょうか。
資産形成を真剣に考えるきっかけとなりましたら幸いです。
リスクの考え方について
貯金は低リスク、株式投資は高リスクと考えている人が多いように感じます。果たしてそうなのでしょうか。
低リスク、高リスクは投資期間によって変わります。
100年満期定期預金
1915年に募集した100年定期預金はご存知でしょうか?
100年定期預金は大正天皇の即位の大礼を記念し募集されました。
利率は年6%複利なので100年後には預けたお金が339倍となります。
仮に100万円を預けると100年後は3億円を超えます。未来の子孫のために預けておこうと思った方もいたかと思います。
しかし当時の学校の先生の初任給で10円程度、初任給の10倍の100円を預けても100年後は33,900円にしかなりません。
100年前の終身保険
私自身、郵便局で簡易保険の保険金支払いなどの窓口業務を約10年間担当していました。簡易保険は1916年に創設していて約100年が経っています。
簡易保険の保険証書第一号の保険金は246円40銭です。
昭和初期の終身保険に加入した人が死亡時に支払われる保険金額は約5万円〜10万円が多かったと記憶しています。
定期預金は元本保証、終身保険は死亡時に加入時の保険金額が一生約束されています。
預金を減らしたく無いという理由で定期預金に預けている人や貯蓄目的で終身保険に加入されている方は多いのでは無いでしょうか?
今から100年前と100年後で同じ比較は出来ませんが、それでも長期で考えると物価上昇に応じたリターンが取れていない事で結果、相当なリスクを負っている事になります。
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株式投資で長期保有をした場合
1802年に1ドルを米国株式投資したとしますと200年後いくらになるのでしょうか?
ジェレミーシーゲル教授の著書、株式投資で確認しますと2001年では880万USD(約9億6千万円)となります。
1802年に1ドルを投資して2001年まで複利運用した場合の結果は以下となります。(インフレを調整後)
現金1ドル=0.07ドル 債券1ドル=304ドル 金1ドル=0.98ドル 株式1ドル=599,605ドル
債券と株式は長期ではインフレに強い資産という事が分かります。
預金や保険でリスクを回避したつもりが長期では大きなリスクを取っている場合があります。
年金などの長期資産形成は債券や株式を取り入れる事をお勧めします。
弊社がサポートしている香港の貯蓄性保険は債券や株式にて分散投資を行い、複利の効果もあります。
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