投稿日:2021年5月12日 | 最終更新日:2024年11月14日
投資信託も香港の貯蓄型生命保険も債券や株式で運用します。
以下の動画では投資信託と香港の貯蓄型生命保険の違いについて解説しています。
投資信託と貯蓄型生命保険のリスク
商品の違いを理解するために先ずはそれぞれのリスクについて解説をします。
投資信託のリスク
- 価格変動リスク
- 為替リスク
- 信用リスク
- 金利変動リスク
香港の貯蓄型生命保険のリスク
- 流動性リスク
- 為替リスク
- 信用リスク
- 金利変動リスク
為替、信用、金利変動のリスクは同じですが、投資信託は価格変動リスク、貯蓄型生命保険は流動性リスクに違いがあります。
次に価格変動リスクと流動性リスクの違いについて解説します。
価格変動リスク
価格変動リスクとは、購入時の価格が値上がりしたり値下がりしたりするリスクの事を言います。価格が変動する代表的な商品が株式や投資信託です。
その他、金や為替、暗号資産も価格変動リスクがあります。
【価格変動リスク】
購入時の価格は1,000円。
翌月、騰落率が−50%となると価格は500円となります。
次の月は騰落率が+50%となると騰落率は±0ですが、500円の価格の+50%価格は750円の為、まだ元本回復まで達していません。
元本まで回復するためには騰落率100%が必要です。
騰落率で見た場合、下がった分の2倍上がってようやく元本に回復します。
次に価格が変動するものを毎月積立で購入した場合について解説します。
1,000円を投資して1,000円の価格のものを購入すると1口購入出来ます。
翌月の騰落率が−50%となり価格が500円となると2口購入する事が出来ます。
この時点では2,000円投資をして3口購入していますので1口あたりの平均購入単価は約666円です。
翌月667円で購入すると元本に戻る事になりますので騰落率は+33.4%で元本に回復します。
一括投資の場合は騰落率が倍になってようやく元本に回復しましたが、積立の場合は下がった騰落率より低くても元本に回復します。
投資信託など価格が変動をする商品は長期定額積立投資をする事でリスクが下がります。
流動性リスク
流動性リスクとは通常よりも著しく不利な価格での取引を余儀なくされることにより損失を被るリスクの事を言います。
香港の貯蓄型保険は商品によって違いはありますが、短期間で解約した場合は元本割れが確定しています。
サンライフ社の貯蓄型保険商品Victoryの場合
全期前納保険料:50,000USD
1年後の予定解約返戻金:40,000USD
3年後の予定解約返戻金:22,165USD
(未経過保険料を含む)
FWD社の貯蓄型生命保険
Max Focus Visionの場合
一時払保険料:約50,000USD
1年後の予定解約返戻金:29,956USD
3年後の予定解約返戻金:35,306USD
どちらの商品も短期で解約した場合は元本割れが確定しています。
一方で長期では確実に資金を増やす事が出来ます。
サンライフ社の貯蓄型保険商品Victoryの場合
全期前納保険料:50,000USD
20年後の予定解約返戻金:123,476USD
30年後の予定解約返戻金:242,254USD
FWD社の貯蓄型生命保険
Max Focus Visionの場合
一時払保険料:約50,000USD
20年後の予定解約返戻金:141,745USD
30年後の予定解約返戻金:279,474USD
貯蓄型生命保険はある程度まとまった資金を長期運用する事で安定資産を作ることができます。
まとめ
資産運用のリスクを低減したい方は投資信託など価格変動リスクのあるものは積立で購入して、貯蓄型生命保険など流動性リスクのあるものはまとまった資金で購入する事をお勧めします。
この2つの投資手法は日々の株価の変動に気を取られることがありません。
従って、本業に集中することができ、時間を活用する事で長期的に安定した資産を形成することができます。
タイ居住中の資産運用におけるメリットとしては香港の貯蓄型生命保険を利用して資産運用をする事が出来ます。
保険会社は米国の株式や社債を中心に長期運用に適した配分で運用します。
日本帰国後も継続出来て、万一死亡した時の手続きも容易です。
日本にある資金やタイバーツなどまとまった資金を活用して私的年金や不労所得を作ることに適しています。
先ずはタイ居住中に情報を知る事をお勧めします。
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