投稿日:2021年9月27日 | 最終更新日:2024年2月23日
タイ在住中にできるタイ株への投資
タイ株式投資のメリットは以下です。
- 株価が安い為、少額で投資ができる。
- 配当が高い銘柄も多い。
- キャピタルゲインが非課税。
①少額で投資が可能
タイ株は100株から購入が出来ます。1株あたりの株価が低い為に少額で投資ができます。
【参考】 株価は2023年5月9日です。 True Corporation PCL 株価:8.15THB 100株購入:815THB CP ALL PCL 株価:65.75THB 100株購入:6,575THB
日本でも通常は100株からですが、タイと比較すると株価が高い為に1銘柄100,000円以上の投資となる場合が多いです。
始めて株式を投資しようとする場合、少額からできるのはタイ株式投資のメリットだと思います。
②平均配当利回りが高い
タイ株は日本株と比較すると平均配当利回りが高いです。
配当利回りが高い理由として債券利回りが日本よりも高い事が要因の一つです。
高配当株に投資をする事で安定的な配当収入を得る事が出来ます。株価暴落時には配当金が精神的な支えとなる場合があります。
一方で高配当株には以下の注意点もあります。
①配当を受ける度に税金がかかる
配当は10%課税です。(日本は20.315%)配当を受けた分を再投資するにも税金が差し引かれてしまうので投資効率が落ちる場合があります。
②キャピタルゲインが得られにくい場合があります。
高配当を株主に出すという事は成長企業にとっては事業への投資資金が減る事に繋がります。GoogleやAmazonなど成長銘柄は配当がありません。
(株主は成長を期待している為に配当を出す事で株価下落となる可能性が高まります。)
長期投資か短期投資かによって高配当株が良いのか?成長株が良いのか?投資戦略が異なる場合があります。
③キャピタルゲインが非課税
日本では差益(キャピタルゲイン)に20.315%課税します。
タイではキャピタルゲインは非課税です。タイ株を行なう上での最大のメリットです。
日本語対応可能な証券会社
現在、日本語での対応が可能な証券会社は以下の2つです。
Krungthai XSpringのWEBサイトは英語とタイ語のみですが、日本語を話す事ができるタイ人スタッフが常駐しています。
タイ株式投資の注意点
タイ株式投資の注意点は以下の2つです。
- 投資判断が難しい。
- 日本帰国後はタイの銀行口座を閉鎖をする必要がある。
①投資判断が難しい。
タイ語が分からずタイ株を投資するという事は上がるだろうという期待感で投資をしている事と同じかもしれません。
投資を行う上で重要な事は期待感ではなくて根拠です。根拠を更に深掘りをして期待値を上げていく事で勝つ確率が増えます。タイ語が分からず、財務諸表を読む事もできないとなると投資ではなく投機となるかもしれません。
②本帰国後は受取銀行口座の閉鎖。
受取口座となるタイの銀行は本帰国時に預金口座の解約を勧めています。今後タイもCRS(共通報告基準)が進みタイのTAXIDとの紐付けが進むとされています。
日本に帰国する可能性のある方は投資期間がタイにいる間のみとなるため、売りたいタイミングで売る事ができない場合があります。
タイ株以外(日本株・米国株等)の投資
タイ在住中に株式投資を行う場合はタイ株の他に日本株や米国株などに投資をする事もできます。
まとめ
タイ在住だから出来るタイ株式投資について書きました。
普段利用している物やサービスを提供している上場企業に資本を提供する事でいつでもその会社のオーナーになる事ができます。
そのような視点を持ちながらタイで生活するとまた違った景色が見えるかもしれません。
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