“そのうちやろう”が一番のリスク? タイ在住者が今知っておきたいお金の話

更新日: 2026年4月1日
投稿日: 2026年4月1日
この記事の執筆者
久米直也
Managing Director

2011年にGlobal Support(Thailand)Co.,Ltd.のManaging Director就任、2024年にGlobal Support Group代表。豊かさと幸福が循環する社会の実現に邁進中。

「やらなきゃ」と思いつつ、動けていませんか?

タイに住んでいると、資産運用の話を耳にする機会は多いですよね。

駐在仲間との食事で投資の話題が出たり、SNSで「海外居住者向け」の情報を目にしたり。

「興味はある。でも、何から始めればいいかわからない」

そんな状態が、もう半年以上続いていませんか?

「難しそう」「面倒くさい」「損したらどうしよう」──。

こうした気持ちが先に立って、結局なにも動けていない。

実は、そういう方がとても多いんです。

先延ばしにしてしまう「3つの壁」

資産運用を始められない理由は、大きく3つに分けられます。

壁① 「結局、何がいいの?」── 情報が多すぎて判断できない

米国株、日本株、投資信託、ETF、ゴールド、海外保険、暗号資産……。

海外に住んでいると、選択肢は驚くほど多く見えます。

でも、情報が多いほど「で、自分は何を選べばいいの?」と迷ってしまう。

一般論は調べればわかる。でも、自分に当てはめるとなると途端にわからなくなる

この「判断できない」という感覚が、最初の壁です。

壁② 「それ、大丈夫なの?」── 漠然とした不安

実は、多くの方が怖がっているのは「損をすること」そのものではありません。

  • 「違法じゃないの?」
  • 「帰国したときにトラブルにならない?」
  • 「あとから”知らなかった”では済まない状況にならない?」

こうした「よくわからないことへの不安」が、行動を止めている大きな要因です。

壁③ 「面倒くさい」── 調べている途中で諦めてしまう

口座開設の手順を調べ始めて、途中でやめた経験はありませんか?

海外からの手続きは、日本と勝手が違います。

「また今度でいいか」──そうやって先延ばしにするうちに、時間だけが過ぎていきます。

“先延ばし”の間に起きていること

ここで一つ、考えてみてほしいことがあります。

それは、「何もしていない間も、お金の価値は変わり続けている」ということです。

たとえば、タイの現地採用の最低給与は2011年も2026年も「5万バーツ」です。

でも、円に換算するとどうでしょう?

2011年 2026年
為替レート 1バーツ ≈ 2.5円 1バーツ ≈ 5円
5万バーツ(円換算) 約12.5万円 約25万円

5万バーツを円換算すると、「2倍」になったように見えます。

ただ、現地で使うお金として見ると、話は別です。

たとえばバンコクのマッサージ1時間は、2011年は200バーツ(約500円)程度でしたが、今では300バーツ超(約1,500円超)が一般的です。

比較 2011年 2026年 ポイント
マッサージ1時間の料金 200バーツ(約500円) 300バーツ超(約1,500円超) 円換算では約3倍に増加

つまり、円では給与が増えたように見えても、タイでの暮らしで見れば、買えるものはむしろ減っていたのです。

何もしないことは、「現状維持」ではありません。

先延ばしにしている間にも、通貨の価値は少しずつ目減りしていきます。

「攻め」と「守り」── 2つのアプローチを知る

では、タイ在住中にどんな選択肢があるのか。

ここでは「攻め」と「守り」に分けて整理してみます。

「攻め」の資産運用 ── 株式投資

株を持つとは、企業の「オーナーの一人」になるということ。

世界中の企業に働いてもらい、その利益の一部を受け取る。

これが株式投資の本質です。

海外在住者の場合、どの証券口座で保有するかで、コストや税制が変わります。

海外居住者に選ばれているのが、アメリカ大手のインタラクティブ・ブローカーズ証券(IB証券)です。

IB証券が選ばれる4つの理由:

  1. 取引手数料が低い
  2. 世界中のマーケットに投資できる
  3. 将来、タイ国外の銀行口座でも資金を受け取れる
  4. 日本語対応(取引画面・カスタマーサポート)

ただし、株式投資にはリスクもあります。

ITバブル崩壊後、S&P500が高値を回復するまでに約7年

日経平均にいたっては、1989年の高値を超えるまでに30年以上かかりました。

こうしたリスクを和らげる方法として知られているのが、定額積立(ドルコスト平均法)です。

毎月同じ金額を買い続けることで、価格が高いときは少なく、安いときは多く購入できます。

「守り」の資産運用 ── 香港の貯蓄型保険

一方、「これまで貯めてきたお金を減らしたくない」という方には、別の選択肢もあります。

それが、香港の貯蓄型保険です。

特徴は3つあります。

  1. 将来の収益が見えやすい ── 契約前から、1ドル単位で将来の受取額の見通しを確認できる
  2. 日々の価格変動の影響を受けにくい ── 保険会社が収益確定後に分配する仕組み
  3. 一定期間経過後に元本が確保される ── 運用責任の一部を保険会社が引き受ける

株式とは異なり、毎日値段が上下することはありません。

「攻め(株式)」で成長を狙いつつ、「守り(香港保険)」で安定した土台をつくる。

この両方を組み合わせることで、相場や感情に振り回されにくい資産運用が可能になります。


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「概要はわかったけど、具体的に何が聞けるの?」

そう思った方のために、内容を少しだけご紹介します。

海外居住者のお金の前提

  • 居住国・帰国時期・主要通貨・制度は「変わる可能性がある」という前提
  • この前提のもとで、資産をどうつくるかを考える視点

株式投資パート

  • IB証券の口座開設に必要なもの
  • タイ居住者がアメリカ株を売却した場合の税制の基本
  • 定額積立(ドルコスト平均法)の仕組みと活用法
  • VIX指数を活用した投資の考え方

香港保険パート

  • 保険会社の運用の中身
  • 実際のご契約事例
  • 利益が契約者に還元される仕組み
  • 帰国後の継続方法と受取方法

将来の受け取り方法

  • 米ドルで受け取り、WISEなどのマルチカレンシー口座を活用する方法
  • CRS(金融口座情報の自動交換制度)と本帰国時の注意点

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  • 資産運用に興味はあるが、まだ何も始めていない方
  • タイ在住中に株式投資を始めたいが、方法がわからない方
  • 株の値動きが不安で、安定した資産も持ちたい方
  • 将来の帰国後も継続できる資産運用を知りたい方
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セミナー概要

項目 内容
開催形式 Zoom(オンライン)
所要時間 約45分
参加費 無料
開催頻度 定期開催(複数日程あり)
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主催:グローバルサポートについて

2006年に香港で設立し、2011年にはタイ法人を設立。今年で20年目を迎え、現在は香港・タイ・インドネシア・日本(サポートデスク)の4拠点で、全世界1万人以上の資産運用をサポートしています。 タイオフィスは、バンコク・プロンポン(Soi31 RSUタワー3F)にあります。

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