投稿日:2018年10月25日 | 最終更新日:2024年2月23日
資本主義経済の中、社会の一員として求められることは下記の2つでした。
・労働(力、知識、知恵など)を社会に提供すること
・資本(お金)を社会に提供すること
その上で、他の方から喜んで頂けることは、『社会の誰かが困っていることへ貢献すること』です。
労働における社会への提供
誰かが困っていることに対し、労働を提供すると、その方々が喜んでくれ、時には対価を支払ってくれます。
その対価は、原則的に相手の喜びに応じて変動します。
例えば、医者の方に病気を治してもらうことは大きな喜びですので、医者の方の収入が高くなるのです。
(※需要供給のバランスなど、他の原因もありますが、ここでは省きます。)
『相手を喜ばせること』が収益の源になります。
そして、これは労働の提供だけでなく、資本の提供においても同じことがいえます。
資本における社会への提供
人口が増加している国や地域では、『家族のために住居が必要だ!』という方が多く存在します。
一般的に住居を建てるときには、銀行から借り入れを行います。
しかし、銀行が保有する資金は、預金者の預金が原資であり、当然ながら無限ではございませんので、無制限にお金を貸すことはできません。
(加えてBIS規制等も有り)
従って、銀行は同じリスクの方であれば、より高い金利を支払ってくれる方に資金を融資します。
その結果、預金者にも高い利息を支払うことができるのです。
ここで大切なことは、『家族のために住居を建てたい!』と困っている人がいるので、そこに銀行を通じて資金を提供した結果、収益が得られているということです。
このような経済環境の社会では、預金をすることは、借り手の方にも、銀行の方にも喜んで頂けます。
かつての高度経済成長の時は、『是非、当行へ預金をしてください!』とお願いされました。
それは、当時の銀行は融資に回すための資金を必要としていたからです。
資本における社会への提供の注意点とは?
現在は、企業や個人の資金需要が少なく、ゼロ金利政策が導入されても借り手が増えない状況です。
この状況で預金が集まってくると、利子や事務コスト等の負担が増えるので、銀行は困ります。
すなわち、自分の安全ばかりを考えて銀行預金をすることで、銀行を困らせているのです。
更に言えば、国策として景気回復・デフレ脱却のために金融緩和政策を行っているにも関わらず、そんなことには見向きもせず、自分の安全ばかりを考えているので、日本経済を困らせているかも知れません。
当然ながら、相手を困らせると、自分も困ることになります。
このケースでいくと、ゼロ金利政策の背景にある日銀の物価目標2%が達成されたら、その分だけ資産価値を目減りさせることになります。
・相手を喜ばせることで、自分が収益をあげられる。
・相手を困らせることで、自分が損失を被る
労働の提供だけでなく、資本の提供の際にも注意をはらう事をお勧めします。
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