資産運用

資産運用と謙虚な気持ち

短期間ではなく、長期間に渉って成功している方が大切にされていることには共通点が多いと感じます。

例えば、『感謝の心』、『謙虚な気持ち』などは、良く伺います。
『資産運用と感謝の心』については、以前、下記にて考察しましたので、今回は『資産運用と謙虚な気持ち』について簡単に考察してみたいと思います。

資産運用を行う際には、必ず『モノ』の売買が発生します。
例えば、株式・不動産・金・外貨・暗号通貨等の売買です。
では投資家が株式・不動産・金・外貨・暗号通貨を買うと決めた時、どのような考えがあったのでしょうか?
それは、現在の価格が安いと感じ、将来的に価格が上がるとの予想がベースに存在したはずです。
反対に、投資家が株式・不動産・金・外貨・暗号通貨を売ると決めた時、どのような考えがあったのでしょうか?
それは、現在の価格が高いと感じ、将来的に価格は上がらないとの予想がベースに存在したはずです。
※友人の経営者が資金を必要としているから増資に応じた(資産購入)、当座の資金が必要になったから不動産を売った(資産売却)などの実需の可能性もあります。
ここで大切なことは、『買い手と売り手の合意が無い限り、取引価格が決定されることはない』ということです。
例えば、1米ドルを1,000円で売りたい方は多くても、買い手は殆どいらっしゃいません。
また、1米ドルを10円で買いたい方は多くても、売り手は殆どいらっしゃいません。
従って、上記の価格では売買が成立せず、取引価格は決定しません。
しかし、1米ドルが110円くらいであれば、売り手も買い手も存在するので、売買が成立し、取引価格が決定されます。(2017年6月時点)
謙虚な気持ちが無い方は、自分本位です。
従って、自分が価格上昇するから買おうという予想した時に、相手側の気持ち、すなわち価格上昇は見込めないから売ってしまおうと予想したことを気にしません。
もしかすると、自分の方が賢い・勉強している・優良な情報を持っていると勘違いしているのかも知れません。
そのような謙虚な気持ちを持ち合わせていないマーケット参加者が増えることにより、バブルや金融危機が発生します。
そして、毎度のことながら、痛い目に合うのは、そのような方々です。
一方で、謙虚な気持ちを持つ方ですと、自分の予想が間違っているかも知れない(=相手の予想が当たっているかも知れない)ことを前提に投資の意思決定を行います。
従って、自分の予想が間違った際でも、損失は限定的であり、またその対処法などを事前に準備しておくことで却ってそちらをプラスに転じさせます。
このように、資産運用の際も『謙虚な気持ち』を持ち合わせている方が成功に近づくということが立証されます。
(大儲けはできないかも知れませんが。)