資産運用

資産運用と感謝の心について

人生を成功させるためには、『感謝の心』が大切だと良く言われます。
実は資産運用を成功させるために大切なことも『感謝の心』だというと皆さんはどのように感じるでしょうか。
今回はそちらを論理的に検証してみたいと思います。

我々が感謝を表す際に何気なく使っている言葉、『ありがとう』の対義語をご存知ですか?

案外、回答できない方が多いのが残念です。
対義語をが分からないということは、その言葉の本来の意味を理解していないということにもなります(笑)

前置きはおいておきまして、『有り難い=めったにない』なので、『当たり前』が対義語です。

実は、『ありがとう=当たり前で無い』こと資産運用を成功させることは関係します。

資産運用を成功させることはとても難しいことです。
人間、成功させよういう気持ちが出過ぎると、欲や雑念がでて、必ずミスが生じます。
従って資産運用を成功させるための秘訣は『失敗しないこと』につきます。
ただ失敗しない人間はおらず、むしろ失敗することで成功へも導くわけですので、『本当の失敗』とは最終的なゴールに辿りつけなくなるような痛手を被ることだと思います。
その『本当の失敗』の多くは、自分が予想していなかったリスクによって生じています。

では、どうすれば良いかというと、徹底的な論理思考のもとに、リスクとリターンの関係を理解することです。
『リターン』を得れている時は、反対に必ず『リスク』が存在します。
そのリスクを理解せずに、『リターン』を得ていると、時に大きな損失を被ります。

例)お弁当が安く買えた→賞味期限が迫っている
そのことを理解せずに、いつもどおり時間が経ってから食事→食あたり

従って、資産運用を失敗させないために求められることは、論理的にひとつひとつの事象を考察し、『当たり前』を否定しながら『何故?』を追求することです。

例えば、経済学者の代表的存在であり自身も投資家(一度、大失敗をし破産寸前に)であったケインズは、我々が銀行に預けることで『当たり前』に得られると思っている利子について深く考察し、著名な『雇用・利子および貨幣の一般理論』のなかで、利子とは『便利さを手放すことで得られる報酬』と定義しました。

我々が手元にあると直ぐに物やサービスと交換できる現金の利便性を手放し、しばらく使えなくなる預金にします。
すると、その資金は銀行により他の人の預金とまとめられ、数多くの企業等に一定の利子率のもと融資されます。そして様々な事業に活用され、事業がうまくいくことで収益が上がります。その結果、企業は所定の利子率を加え借入を返済しますので、その分け前である利子を、我々は銀行から貰えます。

銀行がしっかりと融資先を選定する、貸出先企業がしかっかりとした事業を行う、その事業のサービスを利用する消費者がいる、その消費者が存在するために関わる人々や社会がある、そのどれ一つが欠けただけで我々は銀行からの利子は頂けないのです。

すなわち、『何故?』を追求しつづけると、『当たり前』なことはひとつも無くなり、すべて『有り難いこと=感謝』に変わります。

そして、ここまでの感謝ができてようやく、銀行預金の『リターン』に対する『リスク』の理解のおけるスタート地点にたどり着くことになります。

この先も、『事業とは』、『社会とは』、『お金とは』、『人間とは』など考察すべきテーマは数多くあり、それぞれ理解が深まると同時に『当たり前でないこと=感謝の心』が重要になってくるはずです。

『資産運用』と『感謝の心』、繋がったでしょうか?