経済教育

貯蓄と投資の違い

ここ数年、日本の金融庁は国民に対して「貯蓄から資産形成」を推進しています。この流れにより、確定拠出年金や積立NISA等の長期分散投資をする上での仕組みや投資先の商品が充実してきたように感じています。
今回は貯蓄と投資の違いについて書きたいと思います。
さまざまな考え方はありますが、一般的には「貯蓄」とはお金を蓄えることで銀行預金などがこれに当たります。
すぐに使う事ができ、流動性の高いお金です。
「投資」とは利益を見込んでお金を出すことで、株式や投資信託などがこの「投資」に当たります。
中長期的な目線で増やすためのお金です。
しかし、個別相談を受けていますと貯蓄と投資の違いをよく理解していない為、短期資金にもかかわらず「投資」をし、中長期に必要な資金を「貯蓄」しているケースがよく見受けられます。
この場合にどのようなリスクがあるのかを解説したいと思います。
【短期資金を投資した場合のリスク】
株式や投資信託は日々価格が変動します。
日々価格が変動するものに対して短期売買で利益を稼いだ場合の自分の利益の源泉は他人の損失です。
これは投資ではなくギャンブルと同じかもしれません。
【長期資金を貯蓄した場合のリスク】
現在と将来とではお金の価値は違います。
物価が上昇することで貨幣価値が低下していくことをインフレといいます。
日本銀行が目指している物価目標2%が達成した場合、現在の100万円の20年後の将来価値は67万円となります。貯蓄と投資を正しく理解して資産形成をした場合にどのような効果があるのかを別の機会に改めて検証してみたいと思います。